上陽希望小学校2011年10月

        富士見市日中友好協会会長  紫関 伸一

2025年度後半の事業は8月24日の中国映画「薬の神じゃない」上映会で幕を開けました。酷暑にもかかわらず大勢のお客様にお越しいただきました。ありがとうございました。
 さて、中国では9月2日に抗日戦争勝利80周年記念の軍事パレードが大々的に行われました。軍隊を持っているとどうしてもその威力を誇示したくなるものなのでしょうか、実に悲しい、そして非生産的なことだと私は思います。残念ながらこうしたパレードは、軍隊を持っている世界中の国々がやっています。日本は憲法で軍隊を持たないと世界に向けて宣言していますが、日米共同訓練をはじめ「同盟国」との軍事訓練はその回数も内容もレベルアップさせています。政府は「我が国をとりまく安全保障環境が厳しくなっている」と説明していますが、その説明こそが、軍備がより大きな軍備を際限なく追い求める国と国との競争になっていることの証しではないでしょうか。
 9月7日(日)に突如、石破茂首相が退陣表明をしました。間もなく開会される臨時国会で新しい政府の新体制が決まりますが、注目したいと思います。
 当協会は長い間「友好交流、相互理解、そして平和」を合言葉に、「楽しめる!」「学べる!」活動を進めてきました。年内は10月11日(土)のバスハイクを皮切りに、チャイナサロン、中国料理教室と恒例の事業が続きます。バスハイクは埼玉ピースミュージアムとJAXA地球観測センターの見学、花園フォレストでの昼食、ふかや花園プレミアム・アウトレットでの買い物など盛りだくさん! 皆様のご参加をお待ちしています。