上陽希望小学校2011年10月

        富士見市日中友好協会会長  紫関 伸一

 私どもの協会の第40回総会と新春の集いが終わって間もなく2カ月が過ぎようとしています。総会の日に降っていた冷たい雨も、今は木々の芽吹きを促す恵みの雨にと変わりました。季節の移ろいは確実に進んでいますが、高市総理発言に端を発した日中関係は相変わらず、というかますます冷え込んでしまっています。中国の王毅外相からは「改善の兆しは日本の対応次第」と突き放されています。

 そうであるならば、このような時こそ私たち民間の取り組みがますます重要になっていると思われます。すなわち「民を以て官を促す」の言葉のとおり、国に先駆けて民間交流を活発にする役割が私たちに求められていると言って良いでしょう。そのためには両国民の間での相互理解をいっそう深める意外にありません。当協会はそうした理念のもと、粘り強く取り組みを進めてめいります。

 さて、先の総会で決定された今年度の事業に協会結成40周年事業がありますが、現在、古くからの会員さんの知恵をお借りしながら着々と検討を進めているところです。私たちが当面する役割を果たす機会としてぜひ成功させたいと思います。時期としては協会が結成された10月下旬を検討中です。内容の発表を楽しみにお待ちください。また継続して取り組んでいる事業についても、会員の皆さんに楽しく交流していただいたり、新たな発見をしていただけるような事業を具体化して参ります。こちらも準備が整い次第お知らせしますので、ぜひご参加ください。

 いま、世界は大きく動いています。ロシアがウクライナへ、イスラエルがガザへ、アメリカがベネズエラに続いてイランに対してイスラエルとともに行動を起こしました。これらに呼応するように、EUの一部の国は核武装の強化を模索しています。私たちは、日本被団協がノーベル平和賞を受賞した名誉を思い起こし、日本がどこの国とも戦火を交えないこと、再び戦死者を出さないことを強く望みます。