山西省2011.6

        富士見市日中友好協会会長  岩本 喜直

ご挨拶

2023年の夏を迎えました。近年地球温暖化の影響による豪雨水害が日本各地だけでなく世界各地で起きています。6月20日の奄美大島の線状降水帯による降雨は例年1か月の全雨量を大幅に超す雨量が1日で降るという、現地の方のお話では、未だかって経験したことがない降雨であった。地球温暖化が急速度に起きている証左でしょう。温室効果ガスの排出を減らす工夫が今こそ求められています。

さて、コロナウィルスは未だ消えず第9波が伝えられ、引き続き私たちの生活を脅かしていますが、コロナウィルス感染症が2類から5類にクラス替えし、生活スタイルは元に戻りつつあります。私たち日中友好協会は、過去3年間は大勢集まる活動を自粛していましたが、今期は計画事業を徐々に軌道に乗せて実施しています。

6月18日は、第9回目のチャイナサロンを開催し、24名の参加の元で、満蒙開拓の真実のビデオの上映に続き、首都圏中国帰国者支援・交流センターの協力を頂き、語り部さんによる中国残留邦人の体験と労苦の実話の紹介を頂きました。忘れ去られようとする満蒙開拓、敗戦による混乱、開拓民の飢餓や伝染病の蔓延、死亡など言葉に表せない過酷な体験を学習し、平和の重要性を改めて共有しました。

また、6月24日は50名近い参加者による群馬県榛名山とその周辺を巡る日帰りバス旅行を実施し、旧知の人、初対面の人、それぞれの間で楽しい有意義な交流を行った。8月には中国映画の観賞会を計画しています。秋には、秋に相応しい事業を計画しています。引き続き、協会の事業へのご関心とご参加を切望いたします。