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岩本佳子さんから、山西省を旅した感想が寄せられました。

 この話の舞台となっている奥地は、北方にある寧武県でのことで、そこは省内で最も小さい県だが、名所旧跡が多く面白い場所がいたる所にある。

 千年も燃え続ける暖かい山。万年も冷たい空気を吐き出している氷の洞窟。万里長城の関所と、最も古い趙代の長城遺跡。絶壁に懸かっている棺桶。人跡未踏の山奥の崖に張り付いた家がある懸空村など。

 2008年、山西省と友好団体との交流会が太原で開かれ、岩本夫妻と参加したあと寧武を廻った。

 この話は、昨年懸空村を訪ねた時のことです。(中島)



 「懸空村の孟建英さんを再訪」 岩本佳子

 2012年6月。山西省の奥地、まさかこんな所に村落があるなどと夢想だにしない様な所にある懸空村の孟建英さんを中島さん、本多さん、主人と山西大学の馬さんと訪ねた。

村の名前から分かるように空に懸かる村、高い急峻な崖にへばりついて数軒の家がある。

孟建英さんには5年前の2008年11月に訪ねて以来2回目となる。車道から人ひとりやっと通れるような険しい道を這うように登って村落に入り、彼女のお宅に伺った。

彼女は私たちを良く覚えていてくれて、しっかりと手を握って家の中に招き入れてくれた。

部屋には前の訪問の時に撮った私と彼女のツーショットの一枚の写真が、数枚の家族の写真と共に飾っていてくれた。覚えていてくれる筈である。ビックリして言葉がない。

そして日本のカレンダーも飾られている。いずれも中島さんが送ってくれていたものである。

友好という言葉は簡単だが、地道に友好の積み重ねが真の友好に繋がることを改めて感じました。
 
2007年11月訪問
孟さん家族・筆者(中央)・中島さん(右)

2012年6月訪問

懸空村の部落 
 

2012年6月訪問

孟さんと筆者